腰痛の悩みを改善する

腰痛に悩む人が多い

日本人の多くの方が悩んでいるのが腰痛です。
何もしていないのに腰が痛い人、疲労がたまると痛みが出るという人など、さまざまな症状があります。この記事にたどりついた方の中にも、腰の痛みで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

朝起きた時に腰が痛い、もしくは寝ている最中にも腰の痛みで目が覚めるという方は、寝ているときの姿勢が悪いのかもしれません。寝る姿勢が悪いと体に余計な負担がかかり眠りも浅くなりがちです。

また、腰痛になりやすい人は寝返りが少ないというデータがあります。寝返りが少ないと、寝ている間の長時間ずっと1箇所に体重がかかり続けている状態になり、腰の筋肉が凝り固まってしまいます。

寝返りが多い人の場合、その都度体重を移動して支える身体の位置が変わるので、寝返りの少ない人と比較すると、自然に身体への負担が軽減されて形となります。

一般的な寝る姿勢として、布団やマットレスに頭、背中、お尻 かかとの4点で身体を支えている状態が理想的です。しかし人によって寝やすい姿勢は違いますし、寝返りも打ちますので一晩中仰向けで寝るのは不可能です。

寝る姿勢の特徴

仰向け

体に良いとされる仰向けで寝る人の場合も、マットレスが合わずに腰が反ってしまったり、お尻が沈み込んで痛みが出ることがあります。
そんな場合には膝の下にクッションなどを入れて曲げた状態で寝ると、背骨が引っ張られず痛みが出にくいです。

横向き

横向きは足を曲げて自分の楽な腰の角度に調整出来るので、腰痛の殆どの方は横向きで寝ています。寝始めは楽ですが、眠りが深くなると腰の沈みや膝の重みで骨盤が歪んでしまい、痛みが発生します。それを防ぐために膝の間にクッションや座布団などを挟みこんで、歪みを抑えるようにしましょう。

うつ伏せ

うつ伏せは腰を反らせる状態になるため、腰だけではなく首や肩にも負担がかかるので、出来れば避けたい寝方です。抱き枕などを使ってうつ伏せにならないようにするか、どうしてもうつ伏せになってしまうという方は、片方の膝を横に出して腰への負担をできるだけ軽減しましょう。

マットレス変更も検討しよう

それでも腰の痛みが軽減されない場合は、今使っているベッドやマットレスを変えてみることも、ご検討されてはいかがでしょうか。

自分の体に合ったマットレスを使用することで腰への負担を軽減し、腰痛を抑えることが出来ます。しかし体への負担が少ない体勢を維持するためには、どんなマットレスを選べばいいのかわからないという人も多いと思います。

柔らかいマットレスは身体が沈み込むため、全身が包みこまれる感じでとても良い寝心地に感じられますが、やはりお尻や背中が沈み込んでしまいます。そうなると、沈み込む体を支えようとするため腰に負担がかかってしまいます。寝返りを打つのも一苦労ですので、そういう意味ではあまりおススメではありません。

硬すぎるマットレスはどうかというと、腰痛の人は割と硬いマットレスを好みます。なぜなら、睡眠姿勢のポイントである、頭、背中、お尻、かかとの4点が沈み込まないために腰への負担が少ないからです。でもやはり長時間硬いマットレスで寝ていると、接している4点は圧迫されて痛みが出てきてしまいます。ですのであまり硬すぎるマットレスもオススメではありません。

体圧分散がポイント

腰痛の人がマットレス選びをするときに重要視するのは、睡眠中に身体が沈み込まず体圧をうまく適度に分散出来るかどうかという部分です。体圧を分散するマットレスには、高反発のものと低反発のものがあります。

高反発マットレスは適度な硬さと反発力で、頭、背中、お尻、かかとの4点がそれぞれ部分的に沈み込むことがないため、スムーズに寝返りを打つことができます。寝返りを打つにはどうしても反動をつけなければいけないので、硬めの反発力のあるマットレスが適しています。

低反発マットレスは体圧分散性が高く、寝返りが少ない方でも身体への負担を軽減することが出来ます。使用感そのものは柔らかなものですが、弾力性や復元性にも優れていて、使う人の体型や体重などに合わせて適度に沈み込んでくれます。人が直立した状態でそのまま横になったような姿勢が、睡眠中の理想的な姿勢と言われていますが、低反発マットレスならその姿勢を再現することが可能です。

自分に合った睡眠姿勢や、高機能マットレスを見つけて、少しでも腰痛から解放されることを望んでおります。腰の痛みや身体の違和感を一切感じることなくぐっすりと眠り、朝気分よく目覚めることが出来たら、その日1日最高の気分になることでしょう。

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