稼ぐ力と貯める力

稼ぐと貯めるの違い

稼ぐ力と貯める力は相反する力ですが、どちらもバランスが取れていなくては効果を発揮しません。お金を稼ぐ能力が高く収入がたくさんあっても、貯める力が無ければただ浪費するだけで、全く貯金は出来ません。逆に貯金する能力はあっても、貯めるためのお金を稼ぐ能力が無ければ、こちらも貯金は出来ません。

このどちらかの能力を高めるとすれば、稼ぐ能力を上げるよりは、今入ってくる収入を貯める能力を高める方が、遙かにハードルは低いです。

貯める仕組みを持つ

こういった貯める能力の高い殆どの人は、貯まる仕組みを持っているということです。貯金の仕方や買い物での独自のルールなど、必ずお金が貯まるような思考の持ち主です。

貯蓄出来る能力のある人は出て行くお金にこだわります。入ってくるお金と出て行くお金をしっかりと把握するためには、家計簿をつけることがマストです。

何もつけずにただ毎月固定費を支払い、誘われるがままに飲み会に行っていては、絶対にお金は貯まりません。その飲み会1回はたいした金額じゃなくても、それが数回ともなればどのくらい自分の時間給が失われるのかを、考えることが大事です。

クレカは1枚が理想

キャッシュレスが全盛の今の時代、クレジット各社がいろんなポイント還元などのキャンペーンを行っていますし、クレジットカードを複数持っている方も少なくはないでしょう。

各社のキャンペーンなどをうまく利用すれば、同じ買い物でもポイントを含めて安く購入出来ることがあります。必要な物を買うのであれば、とても賢い買い方だと思います。

しかし、貯蓄する能力という観点からいうと、クレジットカードは1枚だけ持つのが理想です。カード1枚のメリットは、買い物の内容が1枚の明細で確認出来ますので、無駄遣いが一目瞭然となることです。

複数枚使用していると明細も複数枚となり、全ての買い物を把握するのが困難となってしまいます。また、カード払いは後払いなので事実上の借金となるんですが、使っているときは現金を見ていないので、借金をしているという感覚を感じません。つい無駄な物も買ってしまいがちです。

クレジットカードは、うまく使えば利用しやすくとても便利ですが、使いすぎるというデメリットが有ることを忘れてはいけません。1枚のカードをしっかりと管理しながら使用して、毎月明細で履歴を確認するのが賢いクレジットカードの使い方であると言えます。

口座を分ける

銀行口座を、生活用とは別に貯蓄用を持つことをオススメします。毎月引き落とされる生活に必要な固定費の一つに、自動積み立ての定期預金を組み込んでしまえば、毎月自動的に貯蓄することが出来ます。

ポイントとしては、無理な金額設定は避けましょう。最初は張り切って頑張る気持ちがあるので、無理な金額を設定してしまいがちですが、ここで大事なのは継続することです。一度設定したらしばらくは見ないくらいの気持ちでいた方が、自然に貯まるコツだと思います。そのような、無くても気にならないくらいの金額が理想ですね。

給料日の当日か翌日には、貯蓄用口座に振替えてしまうように心がけてください。いつでも下ろせる環境にあると、ついつい使ってしまうかもしれません。絶対に使わない気持ちと知らないうちに振替えてしまう仕組みが、確実に貯蓄出来るあなた独自のルールとなります。

この記事のまとめ

家計簿をつける習慣が大事と言いましたが、家計簿をつけることによって見えてくるものがあります。自ら記録することで数字が記憶にも残りますし、今まで何気なく払っていたお金がいくらなのか、貯蓄がいくらあるのか、そもそも収支はプラスなのかマイナスなのかなど、家計の通信簿が丸わかりとなります。

また、自分のお金の使い方(習慣)が見えてきます。給料日が近くなってくると全て使ってしまうクセ、大きな買い物は分割払いしてしまうクセ、ついで買いしてしまうクセなど、無意識のうちにやってしまっている習慣も丸見えとなります。

そうやって自分のお金の現実を見つめることで、節約や貯蓄を意識していきましょう。

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