バーゲンセールの意味を知る

バーゲンの誘惑

皆さんはバーゲンセールは大好きですか？私は大好きです。よく「〇〇％割引」とか「歳末バーゲン」という言葉に心躍らされていました。

しかしバーゲンセールだからといって全てが安いわけではなく、そこには普段より安い商品を餌にして、その他の利益の出る商品を売ろうというお店側の戦略が存在します。

さらにそこへきてのキャッシュレスの還元祭が拍車を掛け、つい必要のないものまで買ってしまう悪循環に陥ります。キャッシュレスだとお金が見えないので、いくら使ったか判らなくなってしまいます。

また、他にもたくさんの買い物袋を抱えた人を見ると気持ちが大きくなり、負けてられないという心理がより一層無駄遣いをさせる原因となっています。

バーゲンセールをうまく活用して賢い買い物をするには、しっかりと戦略を立てて、欲しいものだけしか買わない強い意志を持つことです。

欲しいものが無い場合は、無駄遣いしないためにもバーゲンセールのお店には近づかないのが、最も正しい選択かもしれませんね。

バーゲンセールがなぜ行われるのかを考えてみると、お店側の戦略が見えてきます。季節物の処分や在庫過多など、お店として売ってしまいたい物が定期的に存在します。

春物の洋服などは、冬の中盤から終わりにかけてお店に出始めて、春まっただ中にはバーゲンで売り払います。それと同時に夏物が出回り、春物で誘っておいて夏物を売る仕組みが出来上がっています。夏物にしても、ほんの少し後になれば安くなるのが判っていても、ついつい買ってしまうんですよね。

物の価格はその時その時で変動しますので、自分が欲しいと思った物が、冷静に欲しいと思える価格であれば購入してもいいと思います。物の価値は買う人が判断するもので、価格とイコールではありません。

ちょっと例えは良くないですが、有名なアーティストのライブチケットを転売屋が高額で転売しているのはご存じですよね。これも買う側が価格以上の価値を見いだしているから起こる現象なのです。

今この瞬間に好きなアーティストのライブをどうしても観たいという価値が、価格を上回ってしまって購入するため、残念ですがこのような不正行為は後を絶ちません。

欲しいと思った時に、その価格に見合った価値が本当にあるかどうかをしっかり判断してください。その価値観は人それぞれ違うので、自分の生活スタイルや収入に見合った価値を見いだして、購入することをオススメします。