食費を削減する

誰もが節約を始めようと思ったら、まず食費から手を付けると思います。たしかに、食費の無駄は結構多いので、節約しようと思えば案外手っ取り早く節約出来るものです。

かといって、値引きシールの付いたものや、栄養面をあまり考えずに安い物ばかりで揃えると、育ち盛りの子供や働き盛りのご主人の健康を損ねてしまう可能性があります。

あまり無理をせずに、家族からも不満の起こらないような食費の節約方法をご紹介します。

1ヶ月の食費の予算を決めよう

食費に限らず全ての節約において、まず最初に使える予算を立てることが大切です。金額は家族の人数や年齢によって変わると思いますが、夫婦と子供2人といった一般的な家庭の場合、だいたい1ヶ月3万円と設定しています。

1ヶ月のうち、各週ごとに金額を設定し、月合計3万円になるようにします。

予算が決まれば3万円全額を給料日に引き出して、すべて千円札に両替しておきます。食費専用の財布を用意して、その中には1週間分しか入れてはいけません。1週間はその財布の中身だけでやり繰りしましょう。

もし、週前半にたくさん使ってしまうと当然後半が苦しくなります。そうすることで考えて使うように習慣づけされるので、なんとか財布の中だけで乗り切るように努力しましょう。

もし残れば、翌週に繰り越しても良いですし、ご褒美としてお菓子やジュースなどを買っても構いません。もし無駄遣いが続くと当然買えませんので、これは避けたいとの思いで頑張れるはずです。

買い物は週2回

買い物をする回数は週2回に決めておきます。週明けの月曜日に木曜日までの4日分をまとめ買いし、4日分のおおよその献立を考えておきましょう。そうすることで、例えばキャベツを買ったら、そのキャベツを使いきるような献立を考えるようになり、無駄なく材料を消費することが出来ます。

金曜日にもう一度買い物に行きます。残金を確認することにより、週末に外食をする予定のときは金曜日は無理をせず食費を抑えたり、調整が可能ですよね。

在庫一掃デーを設定

買い物に行く前には、必ず冷蔵庫の中身をチェックする習慣をつけましょう。「無いと思っていたのにあった」という失敗をなくすことが出来ます。

しっかりと頭の中で献立を立てて計画的に買い物をしていても、どうしても少しずつ食材が残ることがあります。時にはそれらを上手に使った在庫一掃デーを設けましょう。思わぬメニューが発見できるかもしれません。

メインメニューから買う

スーパーに入ったらまず野菜コーナーは飛ばして、メインメニューになる肉・魚コーナーでメインディッシュになるものから購入しましょう。そしてそこに必要な副菜、調味料、卵などの順番で買っていきます。メインが決まれば、自然と買うものが見えてきますので無駄な買い物をしなくてすみます。

1週分の金額に収まるように、優先順位の高いメインメニューの食材を買ってから、優先順位の低いものへ買い進めていくやり方です。ただ惰性でダラダラ買い物をするより時短にもなりますし、これが一番無駄買いを防げます。

あらかじめ決めておいたメニュー用のお肉が高かったりした場合などは、臨機応変に対応しましょう。予算内に収めることをパズルを楽しむかのように出来たら、これだけでもずいぶん節約生活が違ってきます。

節約をストレスに感じてしまうと節約生活が長続き出来ません。せっかくですから楽しんでいきましょう。気の持ち方一つで大きく変わってきます。

食材を無駄なく使い切る

スーパーでしっかりやりくりして買ったせっかくの食材を、冷蔵庫で腐らせて捨てたりしていませんか?いくら安く買っても余らせたり、腐らせたりすることが一番の無駄です。

大袋に入った特売品などと比較して単価計算すると割高なようでも、家族の人数や必要に合った小袋やカットしたものを買う方が、最終的にはお得になるのです。

キャベツを1玉買ったときなどはメニューを工夫して、腐る前に必ず使いきりましょう。

例えば、サラダ用のカット野菜なども割高と感じますが、場合によっては利用することも悪くはありません。使う量や中身などちょうど良く手頃だと思えば、無駄にならずに切る手間も省けます。単価だけで比べず用途などを考えて使い分ける、そして無駄なく使い切るといいでしょう。

ストックを持ちすぎない

パスタや乾物類、調味料などが安くなっていると、家にあるのについ買ってしまうという方が多いと思います。腐る物ではないし、安いときに買っておくのも節約のうちと思いがちですが、ほどほどにしておきましょう。

腐らないとしても賞味期限がありますし、ストックでパントリーがパスタやサラダオイルだらけなんてことになりかねません。今本当に必要かどうかを見極めて、程よいストックを持つようにしましょう。

この記事のまとめ

食費の節約のために、簡単にできる実践方法をまとめました。そんなに難しいことはいっていません。食べることは誰にとっても楽しみなんです。

節約ばかりを考えず、どうすれば味気ない食事にならないか、工夫すること自体を楽しむといいですし、そうすれば家族の協力も得られると思いますよ。

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